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富嶽三十六景:【20】相州梅沢左 / 葛飾北斎筆
¥33,000 (税込)
「相州梅沢左(そうしゅううめざわのひだり)」は、葛飾北斎の代表作である浮世絵シリーズ『富嶽三十六景』の一図です。
このシリーズは、富士山をテーマにした風景画で、当初36図が刊行されましたが、好評を受けて10図が追加され、全46図となりました。「相州梅沢左」はその中の一つで、追加された10図(いわゆる「裏富士」)に含まれています。
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この作品では、富士山を背景に、水辺に佇む鶴の群れと飛び立つ鶴が描かれています。画面全体に漂う静謐な雰囲気が特徴で、早朝の清らかな空気感が表現されています。「ベロ藍」と呼ばれる鮮やかな藍色が基調となっており、霞には微かに紅色も施されています。この色彩の組み合わせは、北斎の高度な技術と美的感覚を示しています。富士山と鶴という組み合わせは、当時の日本で縁起が良いとされており、吉祥画としての趣も見られます。
「相州梅沢左」は、「富嶽三十六景」の中でも特に静謐で詩的な作品とされ、富士山の美しさを引き立てる構図や色彩が高く評価されています。また、北斎が鶴を描くことに特別なこだわりを持っていたことも、この作品の特徴を際立たせています。
本商品は東京国立博物館所蔵本を基に複製制作しています。
オリジナル品からの複製になりますので、経年変化も含めてお楽しみいただけます。
※ 本商品の浮世絵は、手漉き和紙を使用し、手切りにて裁断していますので、上記の大きさは目安とご理解ください。用紙サイズB4(横364㎜・縦257㎜)より若干大きいとお考え下さい。また、手漉き和紙の特性上、まれに和紙に毛羽がある場合があります。
※ 商品写真はできる限り実物の色に近づけるようにしておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。