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富嶽三十六景:【5】尾州不二見原 / 葛飾北斎筆

¥33,000 (税込)

「尾州不二見原(びしゅうふじみがばら)」は、葛飾北斎の代表作である浮世絵シリーズ『富嶽三十六景』の一図です。

このシリーズは、富士山をテーマにした風景画で、当初36図が刊行されましたが、好評を受けて10図が追加され、全46図となりました。

本商品は、浮世絵用額縁付き(額にセットした状態)での販売のみとなります。
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「尾州不二見原(びしゅうふじみがばら)」は、現在の愛知県名古屋市郊外に位置する富士見原を描いた作品です。この地域は当時、名勝地として知られ、遊郭や武家の別宅が存在していました。画面中央には大きな桶が描かれ、その中で職人が木材を削りながら桶を製作している様子が描かれています。桶の向こうには田畑が広がり、その先に富士山が小さく見える構図となっています。

この作品の最大の特徴は、大胆で幾何学的な構図です。画面中央に大きな円(桶の縁)を配置し、その中に遠景の富士山を収めるという視覚的な工夫が施されています。このような構図は、北斎の創造性と技術力を示すものであり、見る者を画面の中に引き込む効果を持っています。また、桶職人の描写は、北斎が日常生活や労働の場面を取り入れることに長けていたことを示しています。桶の左側には道具箱や木槌が置かれ、右側には桶を固定するための支えが描かれており、職人の作業環境が細かく再現されています。


本商品は東京国立博物館所蔵本を基に複製制作しています。

オリジナル品からの複製になりますので、経年変化も含めてお楽しみいただけます。

※ 本商品の浮世絵は、手漉き和紙を使用し、手切りにて裁断していますので、上記の大きさは目安とご理解ください。用紙サイズB4(横364㎜・縦257㎜)より若干大きいとお考え下さい。また、手漉き和紙の特性上、まれに和紙に毛羽がある場合があります。

※ 商品写真はできる限り実物の色に近づけるようにしておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。