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富嶽三十六景:【6】甲州犬目峠 / 葛飾北斎筆
¥33,000 (税込)
「甲州犬目峠(こうしゅういぬめとうげ)」は、葛飾北斎の代表作である浮世絵シリーズ『富嶽三十六景』の一図です。
このシリーズは、富士山をテーマにした風景画で、当初36図が刊行されましたが、好評を受けて10図が追加され、全46図となりました。
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「甲州犬目峠(こうしゅういぬめとうげ)」は、山梨県上野原市に位置する犬目峠から富士山を望む風景を描いたものです。
この作品では、峠道を登る旅人や馬子(馬を引く人)が描かれています。坂道の緩やかな曲線と、鋭角的に描かれた富士山が対比され、簡潔で美しい構図が特徴です。富士山は白、藍色、茶色の三色で摺り分けられ、季節感や高さによる富士山の表情の変化が巧みに表現されています。新緑に覆われた峠道や、桂川の渓谷から立ち上る雲が描かれ、のどかで開放的な雰囲気を醸し出しています。雲の表現には和紙の質感が活かされ、柔らかさが感じられます。
犬目峠は、甲州街道(現在の山梨県上野原市)に位置し、江戸時代には宿場町として栄えた犬目宿と下鳥沢宿を結ぶ重要な峠でした。この地域は富士山の眺望が良いことで知られています。
本商品は東京国立博物館所蔵本を基に複製制作しています。
オリジナル品からの複製になりますので、経年変化も含めてお楽しみいただけます。
※ 本商品の浮世絵は、手漉き和紙を使用し、手切りにて裁断していますので、上記の大きさは目安とご理解ください。用紙サイズB4(横364㎜・縦257㎜)より若干大きいとお考え下さい。また、手漉き和紙の特性上、まれに和紙に毛羽がある場合があります。
※ 商品写真はできる限り実物の色に近づけるようにしておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。