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恋女房染分手綱:【2】市川男女蔵の奴一平 / 東洲斎写楽筆
¥33,000 (税込)
東洲斎写楽は、江戸時代後期の浮世絵師であり、特に役者絵(歌舞伎役者を描いた肖像画)で知られています。その中でも「市川男女蔵の奴一平(いちかわおめぞうのやっこいっぺい)」は、彼の代表作の一つとして高く評価されています。
この作品は、寛政6年5月に河原崎座で上演された歌舞伎演目「恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)」に基づいています。
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「恋女房染分手綱」ストーリー
物語は、由留木家のお家騒動を背景に、恋愛や悲劇、悪事の露見といった複雑な筋書きを持つ物語です。この作品は、市川男女蔵(初代)が演じた「奴一平」という役柄を描いたもので、彼は劇中で伊達の与作に仕える家来の役を務めています。
奴一平は、由留木家の家臣である伊達与作の従者(奴)です。物語の中で、悪役である鷲塚八平次に雇われた無頼者・江戸兵衛と対峙する場面が描かれています。一平の忠義心や緊張感が、乱れた髪や険しい表情、力強い構図を通じて表現されています。この迫真の描写は、写楽の役者絵の特徴であり、当時の観客に強い印象を与えました。
「市川男女蔵の奴一平」は、写楽の短い活動期間の中で生まれた傑作であり、歌舞伎役者の個性や物語の緊張感を見事に描き出しています。その大胆な構図や表現力は、当時の浮世絵の枠を超え、現代においても高い評価を受けています。
本商品は東京国立博物館所蔵本を基に複製制作しています。
オリジナル品からの複製になりますので、経年変化も含めてお楽しみいただけます。
※ 本商品の浮世絵は、手漉き和紙を使用し、手切りにて裁断していますので、上記の大きさは目安とご理解ください。用紙サイズB4(横364㎜・縦257㎜)より若干大きいとお考え下さい。また、手漉き和紙の特性上、まれに和紙に毛羽がある場合があります。
※ 商品写真はできる限り実物の色に近づけるようにしておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。