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敵討乗合話:【20】八代目 森田勘弥の駕籠かき鴬の治郎作 / 東洲斎写楽筆
¥33,000 (税込)
東洲斎写楽は、江戸後期に活躍した浮世絵師で、特に役者絵(歌舞伎役者を描いた肖像画)で知られています。その中でも「八代目 森田勘弥の駕籠かき鴬の治郎作(はちだいめもりたかんやのかごかきうぐいすのじろさく)」は、彼の代表作の一つとして高く評価されています。
この作品は、寛政6年(1794年)5月に桐座で上演された狂言「敵討乗合話(かたきうちのりあいばなし)」を題材とした役者絵の一つです。
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「敵討乗合話」ストーリー
「敵討乗合話」は、複数の物語を組み合わせた狂言で、主に仇討ちをテーマとしています。物語の中心は、松下造酒之進の娘である姉妹(宮城野としのぶ)が父の仇を討つという筋書きです。生活苦の中で、妹しのぶは遊女となり、姉を訪ねるため駕籠に乗ります。その駕籠を担ぐのが「鴬の治郎作」と「ほととぎすの五郎八」であり、本作品は、治郎作が五郎八の正体に気づく場面が描かれています。
本作品は、写楽の特徴的な感情表現が際立っています。治郎作の驚きの表情は、眉を寄せ、目を大きく見開いた滑稽さを伴うもので、写楽の優れた観察力と表現力が反映されています。また、写楽の役者絵は、当時の役者の個性や演技の瞬間をリアルに描き出すことで知られていますが、この作品もその例外ではありません。
本商品は東京国立博物館所蔵本を基に複製制作しています。
オリジナル品からの複製になりますので、経年変化も含めてお楽しみいただけます。
※ 本商品の浮世絵は、手漉き和紙を使用し、手切りにて裁断していますので、上記の大きさは目安とご理解ください。用紙サイズB4(横364㎜・縦257㎜)より若干大きいとお考え下さい。また、手漉き和紙の特性上、まれに和紙に毛羽がある場合があります。
※ 商品写真はできる限り実物の色に近づけるようにしておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。