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花菖文禄曽我:【16】三代目 瀬川菊之丞の田辺文蔵の女房おしづ / 東洲斎写楽筆

¥33,000 (税込)

東洲斎写楽は、江戸時代後期に活躍した浮世絵師で、寛政6年(1794年)からわずか10か月間の活動期間で145点余りの作品を残したことで知られています。その中でも「三代目 瀬川菊之丞の田辺文蔵の女房おしづ」は、写楽の代表作の一つとして高く評価されています。

この作品は、寛政6年(1794年)5月に都座で上演された歌舞伎演目「花菖蒲文禄曽我(はなあやめ ぶんろくそが)」の一場面を描いたものです。

本商品は、浮世絵用額縁付き(額にセットした状態)での販売のみとなります。
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「花菖文禄曽我」ストーリー

物語は、元禄時代に実際に起きた「亀山の仇討ち」を脚色したもので、兄弟が父の仇を討つ物語を描いています。「田辺文蔵の女房おしづ」は、三代目瀬川菊之丞が演じた役で、困窮した生活の中で病身となり、鉢巻を巻いた姿が特徴的です。この場面は、夫婦が借金のために娘を遊女に売らざるを得ないという悲劇的な状況を描いており、写楽の筆致によってその苦悩がリアルに表現されています。

色彩と構図は、衣装の配色(紅と草色の襦袢など)は、写楽が好んだ色彩であり、女形としての華やかさと悲壮感を同時に表現しています。また、大首絵(役者の上半身を大きく描いた形式)として、表情や仕草に焦点を当て、観る者に強い印象を与えています。

役者の描写は、三代目瀬川菊之丞は、天明・寛政期に活躍した名女形で、写楽の筆によってその芸質が余すところなく表現されています。ふっくらとした顔や落ち着いた表情が、彼の女形としての魅力を際立たせています。


本商品は東京国立博物館所蔵本を基に複製制作しています。

オリジナル品からの複製になりますので、経年変化も含めてお楽しみいただけます。

※ 本商品の浮世絵は、手漉き和紙を使用し、手切りにて裁断していますので、上記の大きさは目安とご理解ください。用紙サイズB4(横364㎜・縦257㎜)より若干大きいとお考え下さい。また、手漉き和紙の特性上、まれに和紙に毛羽がある場合があります。

※ 商品写真はできる限り実物の色に近づけるようにしておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。

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