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花菖文禄曽我:【17】二代目 瀬川富三郎の大岸蔵人妻やどり木 / 東洲斎写楽筆

¥33,000 (税込)

東洲斎写楽は、江戸時代後期に活躍した浮世絵師で、特に歌舞伎役者の似顔絵を描いた「大首絵」で知られています。その中でも「二代目瀬川富三郎の大岸蔵人妻やどり木」は、写楽の代表的な作品の一つとして評価されています。

この作品は、寛政6年(1794年)5月に都座で上演された歌舞伎演目「花菖蒲文禄曽我(はなあやめぶんろくそが)」の一場面を描いたものです。

本商品は、浮世絵用額縁付き(額にセットした状態)での販売のみとなります。
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「花菖文禄曽我」ストーリー

物語は、父と兄を殺害した仇敵・藤川水右衛門を、28年後に残された兄弟が討ち取るという筋書きです。大岸蔵人(おおぎしくらんど)は、仇討ちを助ける家老であり、その妻が「やどり木」として描かれています。写楽の「大首絵」は、役者の顔を大きくクローズアップし、特徴を強調するスタイルが特徴です。この作品でも、瀬川富三郎の個性的な顔立ちが写実的かつ大胆に描かれています。写楽は役者の美しさを追求するのではなく、個性や演技の迫力を重視して描きました。

本作品は、石井源蔵と妻の祝言の場面を描いたものとされています。やどり木が着ている赤・白・黄の菊模様の着物は、祝言の場にふさわしい華やかさを持っています。

この作品で「やどり木」を演じたのは、二代目瀬川富三郎(せがわとみさぶろう)です。彼は女形(おんながた)として活躍し、面長で顎が張った特徴的な顔立ちを持っていました。そのため、「にく富」や「いや富」といったあだ名がつけられることもありました。


本商品は東京国立博物館所蔵本を基に複製制作しています。

オリジナル品からの複製になりますので、経年変化も含めてお楽しみいただけます。

※ 本商品の浮世絵は、手漉き和紙を使用し、手切りにて裁断していますので、上記の大きさは目安とご理解ください。用紙サイズB4(横364㎜・縦257㎜)より若干大きいとお考え下さい。また、手漉き和紙の特性上、まれに和紙に毛羽がある場合があります。

※ 商品写真はできる限り実物の色に近づけるようにしておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。

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