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富嶽三十六景:【12】武陽佃嶌 / 葛飾北斎筆
¥33,000 (税込)
「武陽佃嶌(ぶようつくだじま)」は、葛飾北斎の代表作である浮世絵シリーズ「富嶽三十六景」の一図です。
このシリーズは、江戸時代後期に制作され、富士山を中心に日本各地の風景を描いた作品群で、北斎の名声を不動のものとしました。当初36図が刊行されましたが、好評を受けて10図が追加され、全46図となりました。
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「武陽佃嶌」は富嶽三十六景の中でも、江戸(現在の東京都)を舞台にした作品の一つです。
「武陽佃嶌」の「武陽」は江戸を指し、「佃嶌」は現在の東京都中央区佃周辺を指します。江戸時代、この地域は佃島と呼ばれ、大阪の佃村から移住した漁民が開拓した土地でした。佃島は漁業が盛んで、特に白魚漁が有名でした。また、佃煮の発祥地としても知られています。当時の佃島は現在のように陸続きではなく、島として存在していました。作品には、佃島周辺の漁船や荷物を運ぶ船が描かれ、江戸湾の穏やかな風景が表現されています。遠景には富士山が描かれ、船の積み荷の形が富士山の三角形と相似している点が特徴的です。
「武陽佃嶌」は、江戸の風景と富士山を融合させた北斎の傑作の一つであり、当時の江戸の生活や文化を知る上で貴重な資料です。藍摺の美しさや構図の工夫が際立つこの作品は、北斎の創造力と技術の高さを示しています。
本商品は東京国立博物館所蔵本を基に複製制作しています。
オリジナル品からの複製になりますので、経年変化も含めてお楽しみいただけます。
※ 本商品の浮世絵は、手漉き和紙を使用し、手切りにて裁断していますので、上記の大きさは目安とご理解ください。用紙サイズB4(横364㎜・縦257㎜)より若干大きいとお考え下さい。また、手漉き和紙の特性上、まれに和紙に毛羽がある場合があります。
※ 商品写真はできる限り実物の色に近づけるようにしておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。