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富嶽三十六景:【17】甲州三嶌越 / 葛飾北斎筆
¥33,000 (税込)
葛飾北斎の「富嶽三十六景」は、江戸時代後期に制作された浮世絵版画シリーズで、日本の象徴である富士山を多角的に描いた作品群です。
その中の一つである「甲州三嶌越(こうしゅうみしまごえ)」は、特に大胆な構図と独特な表現で知られています。
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「甲州三嶌越」は、甲州(現在の山梨県)から籠坂峠を越え、静岡県御殿場市や三島市へ抜ける道を指しています。ただし、作品に描かれている巨木については、実際にその場所に存在していた記録はなく、創作的要素が含まれていると考えられています。
画面中央には巨木がそびえ立ち、その背後に富士山が描かれています。この巨木と富士山の対比が、作品に強烈な遠近感を与えています。旅人たちが巨木の幹の太さを測ろうと手をつないでいる様子が描かれており、当時の人々の生活や自然への驚嘆が感じられます。
「甲州三嶌越」は、北斎の卓越した構図力と技法が光る作品であり、富士山を中心とした日本の自然美と文化的背景を深く感じさせる一枚です。その大胆な構図と細部へのこだわりは、現代においても多くの人々を魅了し続けています。
本商品は東京国立博物館所蔵本を基に複製制作しています。
オリジナル品からの複製になりますので、経年変化も含めてお楽しみいただけます。
※ 本商品の浮世絵は、手漉き和紙を使用し、手切りにて裁断していますので、上記の大きさは目安とご理解ください。用紙サイズB4(横364㎜・縦257㎜)より若干大きいとお考え下さい。また、手漉き和紙の特性上、まれに和紙に毛羽がある場合があります。
※ 商品写真はできる限り実物の色に近づけるようにしておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。