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恋女房染分手綱:【6】四代目 岩井半四郎の乳人重の井 / 東洲斎写楽筆
¥33,000 (税込)
東洲斎写楽は、江戸時代に活躍した浮世絵師で、特に役者絵で知られています。その中でも「四代目岩井半四郎の乳人重の井(よだいめいわいはんしろうのめのとしげのい)」は、彼の代表作の一つとして高く評価されています。
この作品は、寛政6年(1794年)5月に河原崎座で上演された歌舞伎演目「恋女房染分手綱(こいにょうぼうそめわけたづな)の一場面を描いたものです。
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「恋女房染分手綱」ストーリー
物語は、由留木家のお家騒動を背景に、恋愛や悲劇、悪事の露見といった複雑な筋書きを持つ物語です。この作品は、四代目岩井半四郎が演じた「乳人重の井」という役柄を題材にしています。
重の井は、恋人・伊達の与作との不義が発覚し、父・竹村定之進が切腹することでその罪を許されます。その後、重の井は主家の姫の乳人(乳母)となり、東国へ旅立つ途中で、自分の子である三吉と再会します。しかし、乳人という立場上、母親であることを名乗ることができず、ただ見つめるだけで別れるという悲劇的な場面が描かれています。
重の井が着用している着物は、白地に薄紅の蝶扇模様が施され、紅裏に鶯色の裲襠(うちかけ)を合わせた清楚で落ち着いた配色です。右手に守り袋を持つ姿が描かれており、母としての愛情と乳人としての責任感が表現されています。
本商品は東京国立博物館所蔵本を基に複製制作しています。
オリジナル品からの複製になりますので、経年変化も含めてお楽しみいただけます。
※ 本商品の浮世絵は、手漉き和紙を使用し、手切りにて裁断していますので、上記の大きさは目安とご理解ください。用紙サイズB4(横364㎜・縦257㎜)より若干大きいとお考え下さい。また、手漉き和紙の特性上、まれに和紙に毛羽がある場合があります。
※ 商品写真はできる限り実物の色に近づけるようにしておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。