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花菖文禄曽我:【14】三代目 佐野川市松の祇園町の白人おなよと市川富右衛門の蟹坂藤馬 / 東洲斎写楽筆

¥33,000 (税込)

東洲斎写楽は江戸時代の浮世絵師で、特に役者絵(歌舞伎役者を描いた浮世絵)で知られています。その中でも「三代目佐野川市松の祇園町の白人おなよと市川富右衛門の蟹坂藤馬」は、寛政6年(1794年)に制作された作品で、写楽の代表的な役者絵の一つです。

この作品は、当時の歌舞伎演目「花菖蒲文禄曽我(はなあやめぶんろくそが)」の一場面を描いたものです。

本商品は、浮世絵用額縁付き(額にセットした状態)での販売のみとなります。
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「花菖文禄曽我」ストーリー

この作品は、写楽が得意とした「大首絵」と呼ばれる形式で描かれています。大首絵は、人物の上半身や顔を画面いっぱいに描くことで、役者の表情や個性を強調する技法です。写楽はこの技法を用いて、役者の特徴や演技の迫力を大胆にデフォルメし、観客に強い印象を与えました。

『花菖蒲文禄曽我』は、元禄時代に実際に起きた「亀山の仇討ち」を脚色した物語です。この物語では、父と兄を殺された幼い兄弟が、28年後に仇を討つという筋書きが描かれています。本作品では、この演目の第5幕「祇園町の茶屋」の場面が描かれています。三代目佐野川市松が演じた「祇園町の白人おなよ」は、祇園の茶屋にいる娼妓(白人)を指します。

写楽は役者の顔の特徴を誇張して描くことで、演技の迫力や個性を際立たせました。本作品でも、三代目佐野川市松の骨ばった輪郭や眉骨の凹凸、口元のふくらみが強調されています。おなよの衣装には亀甲紋や雲紋があしらわれ、華やかな装いが描かれています。また、襟元や袖口には市松模様が施されており、役者の個性を引き立てています。


本商品は東京国立博物館所蔵本を基に複製制作しています。

オリジナル品からの複製になりますので、経年変化も含めてお楽しみいただけます。

※ 本商品の浮世絵は、手漉き和紙を使用し、手切りにて裁断していますので、上記の大きさは目安とご理解ください。用紙サイズB4(横364㎜・縦257㎜)より若干大きいとお考え下さい。また、手漉き和紙の特性上、まれに和紙に毛羽がある場合があります。

※ 商品写真はできる限り実物の色に近づけるようにしておりますが、お客様のお使いのモニター設定、お部屋の照明等により実際の商品と色味が異なる場合がございます。

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